2016.10.26

【ホームページ業者が教える】制作会社を選ぶ4つのポイント

第二回はホームページ業者の選び方を暴露していきます!

ホームページ業者ってどうやって選びますか?
紹介やインターネットで自分で探すパターンがほとんどだと思います。

ただ、ホームページの素人がプロの甘い言葉をかいくぐって理想の業者に出会うのはかなり難しいです。
今回は、ホームページ制作会社を選ぶポイントをいくつかご紹介しますので是非参考にしてみてください。

チェック1.制作実績から特徴を知る

インターネットで自分で探す際は、必ずチェックする項目だと思いますが紹介された場合はチェックしない方も多いので必ずチェックしておきましょう。
ただ、なんとなく良さそうではなく、自分の希望にあったホームページが作れそうか見極めることが大切です。

具体的に見極めるポイントをご紹介しましょう!

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 ①サイト構成が単調ではないか(最重要)

一般的なコーポレートサイト(企業サイト)の場合、お知らせ、サービス(商品)紹介、企業紹介、代表挨拶、アクセスといった構成が多いでしょう。
もちろんこの構成でも問題はないのですが、このような一般的な構成ばかりでは問題です。

なぜなら、提案力が無いことを示しているからです。

ホームページをご依頼されるのはホームページについて素人の方です。プロなら自分で作れますからね。
素人の方は、ホームページでどのようなことが実現できるのかほとんど知りません。ましてホームページの効果をあげるための工夫なんて全く知らないと思います。
そこでプロの営業担当がお客様からしっかりとヒヤリングし、サービスのアピール方法やホームページの効果を上げる方法を提案しなければなりません。

正直言って、工夫の無いサイトに未来も無いです。

まず、ホームページに集客のための工夫がなされているかチェックしましょう。
施工実例のほとんどがフツウのホームページならやめておくことをおすすめします。

②デザインは問題ないか

ホームページ制作会社によってデザイン力は違います。
同じ料金でもA社ではかっこいいのにB社ではパッとしないなんてことも多々あります。
最低限デザインに問題が無いかは必ずチェックしておきましょう。

また、制作実績には色々な会社のホームページが掲載されいて、その会社がどんなサービスを行っているか分からないと思いますが、
分からない自分がホームページを見て3秒以内にどんなサービスを提供しているか検討が付けられればそのデザインは合格です。
逆に分からなければ失格。
すぐに検討がつかなければ閲覧者がブラウザバックしてしまいますので、第一印象を大切にして作業実績をチェックしてください。

③やたら画像を使っていないか

現在のインターネット技術では、まだ画像の内容までシステムは理解できません。
つまり、重要なキーワードを画像化してしまうと正しく評価されず、検索時に表示されない危険性があります。特に長文を画像にしてしまっているとかなり危険です。
文字かどうかチェックする場合は、マウスでドラッグして選択できるか確認しましょう。
※画像に説明文を付けることで対策できるが一般人にはその確認方法を知らないのでキケンということです。

また、もし画像の修正が必要になった場合、修正費用も数十万と大きくなる場合があるので注意しておきましょう。

だからといって画像を使ってないサイトもデザイン性が落ちてしまうので、
見分けるポイントは「見出し以外の文章が必ず文字になっているか」です。

チェック2.予算に合ったホームページを作れるか

前回の記事でお話したように制作会社によって金額はバラバラです。
同じ内容で見積もりをとっても一方は100万円、一方は60万円といった内容が送られてくることだってあります。

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3社に見積もりを請求する

まずはチェック1の項目をクリアした制作会社を3社ほど選び見積もりを取ってみましょう。
もしも予算オーバーしてしまう場合は「削れるページや機能がないか」を精査し対応してもらえるか聞いてみましょう。
無理なら諦めて予算に応じてもらえる制作会社を選ぶことが大切です。
特にまだ経営が安定していない時期にホームページを制作する場合は重要です。

安い制作会社にはご注意を

前回の記事で制作工程を暴露しましたが、この工程はどこも大体同じです。(テンプレートデザインを使う格安制作会社は除く)
それなのに制作費用が他社より大幅に安い場合は注意しなければなりません。

テンプレートデザインを使っている(激安の理由はほぼコレ)

テンプレートデザインとは複数のサイトで利用できるデザインを指します。
テンプレートデザインの利点は、最も時間の掛かる工程であるデザイン部分をまるっと飛ばすことができるところです。
さらに同じデザインならコーディングやプログラムも流用できるのでほとんどの制作工程を飛ばせます。
つまり制作コストがほとんど掛からないので制作費用も激安です。

予算があまりとれない方はテンプレートデザインの制作会社に発注すると良いでしょう。

個人的にはお勧めしません。
なぜならホームページ制作において最も重要なチェック1の①を無視しているからです。
ただし、「メニュー表だけ公開したい」「アクセス情報だけ公開したい」といった簡単な情報公開用ページで良いなら問題ないと思います。

オープンソースのシステムを使っている

オープンソースのシステムとは簡単に言えば、「誰でも使える無料システム」です。
このブログもオープンソースのWordPressというシステムを使わせてもらっています。
私がこのブログシステムと同等のレベルのシステムを構築する場合どれくらいかかるか検討もつきません。
細かい機能を削っても20日は掛かるのでブログシステムの開発だけで50万ほどかかっちゃいます。

そこでオープンソースのシステムを利用するわけです!
50万円が0円になるなら使わない手はありませんよね。

ただし、オープンソースシステムにもデメリットはあります。
それは細かい変更でも高くなりやすいところです。
例えば、ショッピングサイトの場合、「注文者に自動でありがとうメールを送る機能を付けてほしい」と修正依頼を出した場合。
独自システムで開発されているなら作業時間は10~30分くらいなので修正費用も安いでしょう。
しかしオープンソースシステムにそのような機能がなく、新たに機能追加するとなるとメール送信機能以外にも様々な対応が必要となりますのでその費用は無限大です!

そもそもプログラムを使っていない

プログラムを使わないでホームページを作ることも可能です。
※ここでのプログラムとはHTMLやCSSではなくサーバサイドプログラムを指します。

特設サイトや簡素なコーポレートサイトなどはプログラムを使ってないこともあります。
ただし、プログラムが無いので自分たちでホームページを更新できません。
1文字の修正にも制作会社へ問い合わせなければならなくなります。

個人企業主である

わたしも個人でホームページ制作を行っております。
個人事業者の最大のメリットは安いくて高品質を実現できることです。

私は、もともとWEBデザイナーとしてこの業界に入りその後プログラマー、ディレクターを経験して独立しました。
なのでホームページ制作に必要な技術は大方身についているつもりです。
※もちろん今でも現役なので日々の勉強は欠かせません!

つまり独立する人は1人でホームページを作ってしまうのでその分安くなります。
大手制作会社の半分以下の価格で作れます。

品質については事業者のスキルに大きく影響するのでご検討の際は特に慎重に精査しましょう。

また、無責任な個人事業主の場合、突然廃業する可能性も考えられるので
個人事業主に依頼する場合、その点もどう対応されているか聞きましょう。
「うちは廃業しないから安心してください」なんて言われたらこちらから願い下げしましょう。

ちなみにアイビーシステムデザインでは、基本的にサーバやドメインの契約はお客様と大手ホスティング会社との直接契約を行ってもらっています。
万が一私が突然死してもホームページの情報はすべてお客様で直接確認とれるため管理会社変更も私を通さずに行えます。
もちろん日々の管理はこちらで行うので契約だけ行ってもらえればあとはお任せください。

内部SEO対策を無視した手抜き工事を行っている

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内部SEO対策とは、ホームページのデザインをHTMLとCSSを使ってホームページとして作り変える(これをコーディングといいます)際に行うSEO対策です。
(SEO対策については今回は説明致しません)

激安にはならないもののコーディングに掛かる日数を最小限に抑えられるので価格が安くなります。
ただし、最悪キーワード検索しても表示されないホームページになる危険性があります。
簡単に言ってしまえば張りぼてのサイトですね。ぱっと見は普通のサイトでも中身はすっからかんです。

このような制作を行っている会社は危険しかありません。
どれだけ安くても発注してはいけないので注意しましょう。

しかし、注意といっても素人では分からないのでまわりにホームページについて詳しい方がおられたら聞いてみましょう。
もし居なければうちにでも調べてくれ!と連絡ください。
ちょちょいと調査致します。

チェック3.支払い方法を考える

事業拡大を考えている方、起業を考えている方、開業して間もない方などホームページを新たに制作される方の都合は様々です。
まずは、今の状況に合った料金プランで制作してもらいましょう。

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(第1希望)一括払い

50万円以上の予算をお持ちの場合は、制作費は一括払いをおすすめします。
ホームページ制作の基本は制作費一括払いです。
一括払いなら多くの制作会社が対応してもらえるので選択の幅が広がります。

(第二希望)期間契約

初期投資を抑えたい場合は、この選択肢もありです。
例えば月々2万円で5年契約といった場合、総支払い額は120万円になるものの120万円相当のホームページを作ってもらえれば問題ないです。

特に開業間もない場合は、この契約がいいでしょう。
今後どうなるか分からないから月々の支払いは怖い。絶対に一括にするべきだ。
と思われるかもしれませんが、大切な開業資金をホームページにつぎ込む方がキケンです。
開業から軌道に乗るまでどれくらい時間が掛かるかも分からないので開業資金はできる限り節約しましょう。

また、月々2万円にサーバー利用料やドメイン管理費なども含まれている場合は、むしろお得になる可能性が高いです。
実は一括払いといってもサーバーの利用料とドメイン管理費は継続的に支払わなければなりません。
月1万円が相場でしょう。
もしも込々月々2万円なら実質制作費用は半額になっちゃいますね。

(第三希望)成果報酬制

私の知る限り1社だけこの方法でホームページ制作を行っています。
その会社では、ホームページを無料で制作する代わりにホームページをからお問い合わせや注文があった場合に料金を頂くというビジネスモデルで経営されています。
その他にも恐らく成果報酬制のホームページ制作会社はあると思うので探してみてもよいかもしれません。

ただし、このような制作会社は非常に少ないので選択肢も少なくなってしまいます。

チェック4.営業マン

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契約前に営業マンと会うことになりますが、この時が最終チェックです。
最悪断る勇気も必要です。

ホームページ制作会社の営業マンは、どちらかというとプランナーに近いです。
お客様から事業内容、特徴、問題点などヒヤリングし、最適なホームページを提案します。

この時、何も提案されなかったりヒヤリングが不十分ではないのかと疑問を持ったら危険信号です。

また、人柄もチェックしておきましょう。
今後お付き合いしていく方でもありますので合わなければ担当者を変えてもらいましょう。

 

 

 

今回も暴露しすぎて自分の首を絞めている気がしてならない・・・w
制作実績もっと載せないとチェック1でうちが落選してしまう!

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